« | トップページ | ぼくたちと駐在さんの700日戦争 »

2008年5月13日 (火曜日)

狩野博幸 隠し砦の三悪人

5月10日 暁斎のおもしろさⅡ 同志社大学教授
狩野博幸氏

この中で、暁斎の蛙を見ている絵の中の遊女の化粧の仕方が、下っ端遊女のそれであって、これは、用心棒の山田五十鈴のそれをたとえに出して、そこから、黒澤といえば、本当に腹が立つ、椿三十郎、隠し砦の三悪人、映画人は、黒澤に足向けて寝れないはずなのにと続いた。

椿三十郎は確かに酷かった。考えたくもないほどの酷さ。いや、それでも、脚本の面白さで、見れた部分があるのはすごい。たぶん、幼稚園のお遊戯会でも、紙芝居にしても、そこそこ面白いのだろう。
隠し砦は、まだ、楽しめるには楽しめた。長澤は、だめだと思ったが、オリジナルをひねったストーリーも、それなりに見れたように思う。
ただ、ワンシーン、ワンシーンに人生の深みというか、文化の重みというか、そういうのがない。ディティールに深みがない。これは、おそらく、バックの教養の問題かと思う。

しかし、黒澤の映画が好きな人にとって、どうやってもリメークはだめだと思う。完全に出来上がっているものを変える必要はない。そもそも、恐れ多くも手をだすなよ。そういうことを狩野氏は、言っていると思うが、全く同意する。

たとえば、こう考えるとわかりやすい。宮崎の風の谷のナウシカのリメークがなされることは、考えられないのではないだろうか?


|

« | トップページ | ぼくたちと駐在さんの700日戦争 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46144/41200008

この記事へのトラックバック一覧です: 狩野博幸 隠し砦の三悪人:

« | トップページ | ぼくたちと駐在さんの700日戦争 »