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2008年12月31日 (水曜日)

今年の展覧会

僭越ながら、今年の展覧会で、良かったものを挙げます。

どういう基準で選ぶべきか、真剣に考え出すと難しい。
個人的に感銘を受けたといっても、ひとつの作品に感動したもの、企画自体に感動したもの、感動といっても、何回も見ているけどやっぱり良いもの、全く知らなかったので、勉強になったものなど、どの観点で見るかにもよるのです。ということで、こういうのは、あまり意味ないので、やめようかと一旦、思ったのですが、
たくさんの美術好きのブロガーの方が、ベストテンを書かれておられるのを見ていていて、崇高なる山水と、蕪村展が、ほとんど取り上げておられないようなので、いや、この2つは挙げておかなければと思い、書いております。
関西在住で、美術系のブログを書いておられる方は、少ないのでしょうか?

順位は、さすがに無いですが、混んでいて、落ち着いてみれなかったモノ(対決巨匠、フェルメールなど)は、除外しています。

「崇高なる山水ー李郭系山水の系譜」…大和文華館 

 →まとまってみることが難しい中国絵画は、なかなか理解できないが、これは、それの大きな機会となった。
これ契機に、日本の美術もまた、新鮮な感覚と知識で見ることができるようになった。
レジェンドとなる展覧会である。
今年は、内装のリフォームがあるらしいので、より見やすい展示になるともっとうれしい。(ガラスへの自分の写りこみで、見にくい・・・展覧会は、黒目の服で行くべきと悟ったものだ)

「蕪村展」…MIHO MUSEUM

 →銀箔の屏風も強烈であったが、よくわかっていなかった蕪村の世界を理解できた。
ただ、展示換えが多いこと、銀箔屏風が、あまり引いて見れなかったことが残念。

「絵画の冒険者 暁斎Kyosai―近代へ架ける橋」・・・京都国立博物館

 →これも知らない世界だった。

「大岩オスカール:夢見る世界展」・・・東京都現代美術館

 →これも当然知らない世界だったが、好きな絵でした。

「エミリー・ウングワレー展」・・・大阪・国立国際美術館

 →ギャラリーと原住民の関係など、その背景が興味が尽きないですが、作品の力はすごい。感銘。

京都国立博物館 平常展 狩野元信「大仙院障壁画」「四季花鳥図屏風(新発見)」

 →狩野元信の世界はすごい。いつも、地上を描いているのではなく、どこか別の星の世界を描いているように感じる。

「コロー 光と追憶の変奏曲」 ・・・神戸市立博物館
 
 →なぜ今コローなのか?という講演会もあったが、コローは、ルーブルに行っても、他に目を取られて、じっくり見ないが、こういう展覧会をやってもらうと、ほんとにじっくり見れて、いや、じっくり見ることで、味が出てくるタイプなので、これは良かった。変に空いているのが、気になったが。

「塩田千春 精神の呼吸」・・・国立国際美術館

 →今年は、国立国際美術館30周年記念展コレクションによる全館展示から始まり、この美術館の活動(特に講演会)は、よかった。勉強になっている。
特にこの展示は、ひどく感銘を受けて、涙が止まらなかった思いがある。


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その他、心に残っているものとして、

「japan蒔絵展」…京都国立博物館

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」 東京・森美術館

「ロン・ミュエック展」 金沢21世紀美術館

「シャネルモバイルアート」 東京

「室町将軍家の至宝を探る展」   徳川美術館

「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み」展 東京・森美術館

「KAZARI-日本美の情熱-」展 サントリー美術館


美術館をめぐる話題として

・正木美術館の内装リフォームと、開館40周年記念展

失礼ながら、訪れる人も少ない小美術館が、こんなに見やすい展示ケースになったこと、
そのような投資をやってくれているのは、うれしい。がんばって訪れたい。
まだ言うかと思われるかもしれないが、萬野美術館、出光美術館大阪のトラウマは消えていない、
次はここかとも思っていたので・・・すみません。

来年は、新逸翁美術館の竣工もあるはず。

・琵琶湖文化館の休館

滋賀の文化財を種々収蔵している公立美術館(博物館)の休館(閉館)の問題は、
私なんかが簡単に言えないのですが、
閉館するというので、2度、行きましたが、いや、ここは、ぼろすぎるし、掃除もできていないし、こりゃだめだって感じでした。

・京都国立博物館の平常展示館の建替え

5年間も休館となる。
MOMA風に建替えられる?のは、楽しみでもあったが、土曜講演会
「森田慶一の建築と京都国立博物館の40年 12月6日 文化財管理監 中村 康」を聞いて、
少し気持ちが変わった。
まだ、40年なのである、それで建て替えがいるのか?もっと古い建物なら、残されるのだろうが、中途半端に古いと容赦なく、である。

5年の平常展の空白は、でかい。
ここの平常展は、いいのが並ぶ、それが無くなる。特別展は、続くのだろうか?
特別展の無いときは、古いほうは、空いているのだろうから、平常展をやってもらえないだろうか?

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