« 鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人 | トップページ | ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展 »

2009年8月23日 (日曜日)

堂島リバービエンナーレ2009

展覧会の情報は集めているつもりだが、直前まで、このような展覧会があることを知らなかった。
PRが足りないのではないだろうか?
ちらしもそれほど配られていないように思う。
私としても、既存の美術館であれば、定期的に新しい展覧会を調べるのだけれど、このような新しいところは、漏れてしまう。

というのも、この展覧会、期待していなかったこともあってか、いやそんなことはないと思うが、これが、非常に濃厚な良い展覧会なので、PRが十分でないようであるのが残念なのである。
しかも、会期が、1ヶ月しかないので、すぐに終わる。

いや、堂島リバービエンナーレと言いながら、シンガポールビエンナーレの作品を持ってくるだけというのも、何だそれ、独自企画できないのかなどと、最初は思ったこともあるのだけれど、そんなことは、見てみると関係ないのである。

昨今の、おしゃれ系、かわいい系、個人の世界に閉じこもった現代美術でない、訴える現代美術、世界を見ることができる現代美術である。それと、昔の現代美術とはこんな感じであったような懐かしい感じもしたのである。

ビデオ、プロジェクターの作品がかなりあり、ひとつひとつ見ていくと、おそらく、5,6時間かかると思う。集中力も続かないので、3回通って、すべて(ガラスを割るのは長いので見てないが)を見たが、ビデオ系の作品をすべてきちんと見たのは、このような展覧会で、初めてだと思う。

このような硬質な展覧会を、この大阪でやってもらえるのは、ホントにありがたい。
現代美術の意味、見方を理解できたように思えてしまう。

ガイドブック300円も良い。この安い解説本のパターンが、一番うれしい。表示板では、なかなかよみづらいが、手元にあると見やすい。解説の内容も、分かりやすい。これがなければ、私には分からないと思う。

客はそれほど多くないが、若い人が非常に多いのが、うれしい。

ちょっと、残念なのは、1Fに音の出るプロジェクター作品が3点あって、その音声が同じフロアーをパーティションで区切っただけなので、混じってしまっていることであるが、あまり贅沢は言わないようにしよう。
この3点は、どれも強烈。

アートディレクター=南條史生(森美術館館長)
キュレーター=窪田研二(インディペンデント・キュレーター) 

このブログは、基本、誰かに何かを訴えるものではないが、サントリーショックもあるし、堂島ビエンナーレ2011があることを祈って、この文章を見られた方は、ぜひ、足を運んでほしい。

|

« 鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人 | トップページ | ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46144/46011618

この記事へのトラックバック一覧です: 堂島リバービエンナーレ2009:

« 鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人 | トップページ | ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展 »