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2012年12月 5日 (水曜日)

土偶・コスモス

MIHO MUSEUM (ミホミュージアム)

東京国立博物館の土偶展を見ていたので、油断していたら、やられた。

ここには、縄文時代がある。縄文時代の土偶を集めることで、縄文時代が創造されているのだ。

おそらく、現代まで残っている土偶というのは、1万年の縄文時代に作られたもののうちのほんの少しなのだろうけれど、そう、当時は、土偶が普通に人のそばにあったのだ。
その姿が、奇跡的に残った土偶を徹底的に集めることで、ここに再現されているのである。

2つのビデオ番組が流されているが、これがまたよい。縄文時代についての現在の知見がおそらくまとめられているのだろう。これを見ることが、縄文時代の再現に効果的である。
この番組がこの展覧会のために特別に作られたもののようで、その力の入れ方にも感心する。

とにかく、金がかかっている。宗教団体の力。辻館長の力。東大学閥の力。
ここの学芸員は、何人いるのだろう。

間違っているかもしれないが、土偶の造形、創造性、形態のすごさは、その後の日本美術に、まったく影響を与えなかった。
もし、飛鳥時代とかその辺で、土偶とか、火焔型土器とかが発掘されていたら、日本美術はどうなっていたのだろう。

しかし、遠い。ほんとによくこんなところに美術館を作ったなと思う。それが、相当の客を集めて、成功しているのもすごい。宗教団体の力、馬鹿力、そにに乗っかった辻館長の目利き。普通、ここまで、権威のある大学者が、こんな辺鄙な宗教団体の美術館に乗っかるのは、考えられないこと。それをやって、成功させているのは、疲弊している美術館が多い中で、大変なこと。

やっぱり、金のかけられ方が、違うのかなー。

いろんなことを考えさせる展覧会であった。

繊細な耳飾にも驚き。よく、残った。よく、掘り出した。

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