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2017年1月15日 (日曜日)

しりあがり寿 の 現代美術 回·転·展@伊丹市立美術館


しりあがり寿さんは、昔は、朝日新聞の4コママンガを描いている普通のマンガ家という程度の認識でした。
その後、ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展(兵庫県立美術館)の冒頭で展示されていて、日本を代表する漫画家らしいと知りましたが、なかなか、マンガを読む暇がなく、今日に至っています。

余談ですが、ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展は、世界巡回するとのことでしたが、ミャンマー、タイに巡回されたようです。素晴らしい。
http://www.museum.or.jp/modules/jyunkai/index.php?page=article&storyid=223


今回は、下記のオープニングイベントに合わせ、展覧会を見ました。

超講義 世界は回転でできている
菊池 誠 (物理学者/大阪大学教授)、 しりあがり寿ほか

いや、面白かったです。

マンガの原画とかには興味は持てなかったのですが、回転の展示は面白い。
図録に椹木野衣や会田誠が書いているのを立ち読みしましたが、特に椹木野衣が指摘するように、日常の何気ないモノを美術館に置き、さらに、クリストのような梱包ではなく、回転させることにより、そのものの機能をなくして、作品化している。

デュシャンが、便器をそのまま展示したレディメイドからの進歩の一つです。回転させるというのが、しりあがり寿さんの発明なのかどうかはよく分かりませんでしたが、
以下、ネタバレになりますが、
ヤカンが、回転したり止まったりしますが、電光表示板で、ヤカンが回転する時だけ、芸術ですというキャプションが出るのは、しりあがり寿の発明でしょう。

レディメイドというより現代美術の問題は、素人には、良くわからないということだと思っています。
説明されると分かる場合もあるし、説明しようがない場合もありますが、
ただ、レディメイドの誕生であるデュシャンの便器は、現代美術の基礎知識として理解しておくべきことでしょう。

それを、回転するときだけ芸術と、はっきりと説明、しかも、私のような美術マニアしか読まない学芸員さんの壁にはってある説明文ではなく、会場のど真ん中に、あっけらかんと説明している。

その説明の仕方は、しりあがり寿の発明なんでしょう。

調べると、デュシャンの泉が発表されたのが、1917年。今年は、デュシャンの泉、すなわちレディメイドの生誕100年です。
これは、偶然なんでしょうか?怪しいですね。狙っているとしか思えない。
その点でも、この展覧会は意義深いものです。


展覧会サイト
http://saruhage.com/kaiten/
Facebook
https://www.facebook.com/kaitenten/

超講義 世界は回転でできている
菊池 誠 (物理学者/大阪大学教授)、 しりあがり寿ほか
日時:2017年1月14日(土) 午後2時~ 美術館展示室にて
*聴講無料(要当日観覧券)/申込不要
*当日、美術館1階ロビーにお集りください。

この超講義も面白かった。
クローズで行われたイベントの内容については、どこまで書いて良いのか分かりませんので詳細は書きませんが、菊地誠教授のツイッターで、説明がされているような内容でした
https://twitter.com/kikumaco?lang=ja

調べると、菊池 誠 という方、立派な大阪大学の教授ですね。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/

年齢がしりあがり寿さんと同じ58才くらい。
このような面白い中年のおじさん(失礼かな)がもっと増えれば、世界は楽しくなる(既に楽しくなってるのかな?)なと思いました。

とりあえず、サインもらっておこうと思い、両氏の下記2点購入。

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以上、2017/1/15 記

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